今週の鶴見川


2000/11/25 土

13時00分。晴れ気温11度、もうすぐ満潮か。

練習日和

 気温が低い日が多くなって来たが、今日などは柔らかな日差しで風もなく 暖かく感じる。土砂の運搬船も通らず、通年で最高のコースコンディションといっていい。
 しかし冬を控えたこの時期が水上スポーツのイメージから遠いせいか、 学生やOBとおぼしき経験者ふうの人たち以外の利用者はぐっと少なくなるようだ。 ああもったいない。ましてやカヌーの利用者など全く見かけない。 (といっても土曜の午後だけの話だが)さみしーなー。
 女子を含む5人ほどの学生グループが来ている。一人がシングルスカルに乗り、 後のメンツはCDをかけてローイングマシンを引いたり立ち話をしたりしている。 のんびりしているように見えるが、ああいった連中は水上では油断ナラナイ。 鶴見くんだりまで来て練習しようという輩は「学校近くのコースでは飽きるほど 練習したので気分転換に来てみた」なんてやつが多いのだ(たぶん)。後ろから 抜き去られて、お互い向き合ったまま(カヌーは前向きボートは後ろ向き) 差を開けられるなんて恥ずかしい思いをしないように気をつけよう。
 とはいえ今日は水上に船影が薄い。風も吹かないので鏡のような水面を進む。 周囲の道路を走る車の騒音が聞こえるが、それさえ潮騒のように地鳴りのように、 低く遠く感じる。逆に鳥の騒ぐ声が妙にくっきりと聞こえたりする。 こんな日は1キロ先のフネが見分けられたりするのだ。
 末吉橋でターン。約1.2キロ下流の新鶴見橋下からダブルスカル現れた。 色は白。漕艇場の貸し出し艇だ。赤と黒の服が見える。あの赤いトレーナーは 艇庫にいたグループの女子学生ではないか。後ろの黒服男子とのペアか。 けしからーん。(^^;) よし、艇庫前でターンしたらストーカーのように(いや本来の意味でね) 追跡して、抜き去るべし。
 ダブルスカルが近づいてきた、距離500mもうすぐ水道橋だ。距離300m、 むむむー?赤いジャンパー? がっ、オジサン二人組だああ!
一気にペースダウン。
 こうやって遊んでいないと、静かな川は退屈なのである。

 本日漕行4周16Km1時間45分。競技の練習ならば、たらーっと流している くらいの速さなのだが、なかなかこれよりペースが上がらない。
一応気負って漕いでるんだがなあ。

目撃、カモ親子

 先週あたりから水道橋付近にカモの親子?が来ている。 大きいの二羽と小さいの四羽だ。小さい四羽のなか、はぐれものが約一羽。 カヌーが近づくと一生懸命水面すれすれに羽ばたいて逃げてゆく。 ちゃんと飛ばないと捕まえて喰っちゃうぞー。


2000/11/18 土

13時30分。晴れ、南の風2m、気温16度。干潮にむかっている。

よい天気

 水曜日にカゼで会社を休んだ。けして体調が良いとはいえないが とりあえずフネを出す。今週は雨がちだったので川の水は濁っているが、 晴天のうえ暑からず寒からずの良い季候で練習日和だ。
 上流の遊水池工事で、土砂運搬船が行き来している。台船前は警戒船も 通るので要注意だ。引き船を曳航しているタグボートは3Kt程の低速だが、 フネのすぐ後ろは水が撹拌されているので要注意だ。 バランスの悪いレーシング艇としては、さざ波も怖い。引き船とすれ違うたび 何度かローブレイスでバランスを保つことになった。おまけに今日は釣り人も 多い。糸が川の中央へ大きく伸びている。釣り糸と時折すれ違う泥船に注意して 慎重に漕いだ。4週目にはだいぶ調子が出てきて、僕は夕方の景色の中を 風を切って漕ぎ進んだのだった。

夕日の森永橋

 本日漕行4周16Kmを1時間47分。カゼ気味の時にありがちな、 妙な痛みもなく、わりと好調。会社休んだのは良かったか?

目撃、新レパートリー

 日が西に傾いた頃、末吉橋の近くで笛を吹くようなが音が聞こえてきた。 オカリナだ。「赤い靴の女の子」のメロディーを奏でている。 ここも一応は横浜なのだった。


2000/11/12 日

12時30分。曇り時々晴れ、気温14度。満潮まであと3時間くらいか?

練習日和

 フッフッフッ涼しくなってきました。と、余裕かましているがノースリーブの Tシャツではちょっと肌寒いか?
 昨日は私用があり漕艇場へは来なかったのだが、風が強くて台船を 上げてしまったとのこと。練習日に今日を選んだのは幸運であった。 動力船の通行もなく時折弱い風が吹く程度。しかも潮が満ちてきているので流れも あまりないという絶好のコースコンディションであった。
 そんなわけで普通に漕いでも4周(16Km)で1時間45分のなかなか良いペース。 土手の上をのんびりジョギングしているオジサンを軽く抜き去りいい気分になっていたら、 後ろから気合いの入ったオジサンが現れて、あっというまに追い抜かれ 5分ばかりで後ろ姿すら見えなくなってしまった。こちらは時速9Km程だが、相手は たぶん15Kmくらいか。あの程度でいいからもう少し早くなりたいな。

目撃、謎の集団

 以前にも見たことがあるが、土手のゴミを拾って歩く赤い服と緑の服の人たちがいる。 なにしろ服の色が目立つので、なにやら怪しい団体かと思っていたが 今日は少し近づいてみた。よく見ると服の左半分に縦のストライプが・・。もしかして 某コンビニのユニフォーム?? でもなぜだ。リーグ優勝ありがとうの一環?  そもそも本当にコンビニの人か? 誰かおしえてちょーだい。


2000/11/4 土

12時30分。晴れ気温19度。満潮から引始め。

秋晴れって感じ

 このくらいの気温なら体温保持上晴れもありがたい。 美白にこだわるボクとしては、 夏場など日焼け防止に長袖を着て練習しているくらいだが、 やはり半袖やノースリーブの方が動きやすい。 お日様に暖められてちょうどイイというところだが、やっぱり焼けるかな?

市のパトロールボート

 河川の構造物撤去作業も一段落したらしく、上流の遊水池工事の土砂運搬船が また頻繁に通るようになった。いつもは漕艇場の手前で引き返す横浜市の パトロールボートまでが今日は上流まで行っている。我々手漕ぎ艇とすれ違うときには 減速してくれるのだが、それまで立ててきた引き波は大きく水面をうねらせる。 波は水路の垂直の壁に跳ね返りいつまでも複雑なうねりを繰り返すのだ。 前に一度、小型のタグボートに追い越されて、蹴波で転覆したことがある。 もとより船頭さんに悪意のあろう筈もないが、これが冬場ならしゃれにならない。 岸辺にたどり着く前に凍えてしまい、垂直な河岸を上れずに低体温症候群に 陥るというのはありうるシナリオだ。
 というわけでモーターボートは嫌いである。 というより怖い。だから漕ぐのさジグザグにー、そんなとーきはジグザグさー と漕いでいたらうんと遅くなってしまった。 4周で1時間52分。まあそんなこともあるさ。

目撃、鳥葬の川

 ひっくり返って浮いている大きなボラを、 これまた大きなカモメがついばむ。ちょっとした無常を感じさせる景色。 鶴見川は日本の(ちょっとした)ガンジス川か。



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